生き物にとって、生命を維持するのに重要なのが睡眠時間です。コザクラインコを健康で長生きさせるために、飼い主さんは良質な睡眠環境を整えてあげる必要があります。
推奨される睡眠時間とお役立ち情報をお教えします。
コザクラインコの睡眠時間について
コザクラインコは昼行性の生き物です。基本的には日の出と共に目覚めて行動を開始し、日の入りに眠りに就く睡眠サイクルです。
これは換算すると約10時間、随分と長い睡眠時間のように思われるかも知れませんが、野生の生き物はいつ外敵から襲われるとも分かりませんので、何かあった時にすぐに行動できるよう眠りが浅くできています。その分、長時間の睡眠を必要とするのです。
コザクラインコが睡眠不足になったら
飼い主さんが日の出と共に目覚め、日の入りに就寝するのはなかなか難しいことに思われます。
では、もしもコザクラインコに必要な睡眠時間が確保されなかった場合は、どうなるでしょうか?
コザクラインコは明るさが一定時間以上続くと、発情期を迎えます。自然環境下では春や夏は日照時間が長くなりますので、繁殖に適したシーズンということになります。
ペットとして飼っている場合は、飼育環境の照明がいつまでも明るいと、常に発情する状態を作ってしまいます。
また睡眠不足から羽をむしったり皮膚をも傷つけることがあり、このような行動を毛引きと云って、コザクラインコにとっては心配される行動です。何より睡眠不足は免疫力も低下させてしまいますので、飼い主さんは注意しなければなりません。
コザクラインコの睡眠環境を整えるコツ
さて、飼い主さんが睡眠時間をコザクラインコに合わせなくてはいけないとしたら大変ですね。ここに対処法として、コザクラインコを眠りに就かせる時間をコントロールする方法がありますので、試してください。
コザクラインコが安心して眠れる環境を作るには、ケージの覆いになる大きな布を用意します。夕方の6時頃になったらケージを静かな場所に移動させ、全体を布で覆います。
起床はできれば朝の自然光で起きるのが望ましいです。ケージを窓辺の近くに置くと、生態系のリズムに負担なく、スムーズな朝の活動に入ることができます。
まとめ
どのようなペットでも、飼う以上は健康に留意しなければなりません。仕事から帰ると夜遅くにペットと遊びたくなり、ついつい構いたくなりますが、そこは我慢してコザクラインコの睡眠を妨げないようにしたいものです。
休日の昼間にたっぷり可愛がってあげましょう。
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