コザクラインコはインコの中でも噛む力が強く、甘噛みでもかなり痛いときがあります。
噛むことは習性なので全く噛まないようにするというのは無理ですが、噛んでもよいものを教えることで飼い主が噛まれることを回避することは可能です。
噛まれたときの対処法、噛み癖を直す方法を紹介します。
噛む理由
噛むことには色々な意味があります。噛むことで周囲の状況を確かめたり、物の感触を調べたりしています。
飼い主の髪の毛をかじったり体の皮膚や耳、足をつついたりして愛情表現をします。ほくろや爪をかじられることもあります。
ケージに手を入れると噛む場合は、縄張りを守ろうとしているのでしょう。コザクラインコは特に縄張り意識が強い生き物です。
飼い主が仲良くしている他の誰かに嫉妬をして噛んだり、近くで大きな声を出して驚いたときに噛んだり、発情、病気、ストレスなど、理由は様々です。
どんな理由で噛んでいるのか、観察して理解してあげましょう。
噛み癖を直すには?
噛むことにも理由があるとはいえ、なんでもお構いなく噛まれるのは困りものですよね。どんな対策があるのでしょうか。
飼い主との関係を見直す
肩や頭に乗せないように、手の指にとまらせて肘を下げます。飼い主より高い目線にいることが多くなると、自分の方が立場が上だと思い噛み癖に繋がります。
また、ケージから出してほしいと催促しているときにすんなり要求に応えていませんか?
噛み癖をつけないためには、飼い主が上の立場であると認識させることも大切です。
噛みそうになったらおもちゃを与える、息を吹きかける
噛みそうになったら、噛んでもよいおもちゃを与えましょう。噛みたい欲求をなくすことはできませんので、おもちゃで発散させてあげます。おもちゃをかじり始めたら褒めてあげましょう。これを根気強く繰り返します。
もし噛まれてしまったら、大きなリアクションは逆に噛み癖を助長させてしまう恐れがあります。冷静に対処しましょう。引っ張るよりも押すほうが外れやすいです。
顔に息をふきかける、睨みつけるなど、「噛んだら嫌なことがある」と教えます。
噛む機会を減らし、噛ませない環境作り
しかし、嫌なことばかりだとコザクラインコもストレスが溜まってしまいます。基本的にはおもちゃで気を逸らし、噛む機会を減らしましょう。
放鳥時、噛まれたくないものは片付けたりカバーをかけたりして嚙ませない環境作りも効果的です。
まとめ
噛むという行動は、生きていく上で必要なことです。ただ、ペットとして飼い主と共生していく場合、噛んでよいものとだめなものは理解しておいてほしいですね。それには信頼関係を積み重ねていくことが重要です。
噛んでよいものを与えること、噛ませない環境作りをすることを心掛けましょう。
今のあなたにおすすめの記事