ペットのインコが鼻水をタラッーと流していたら、病気かなと心配してしまいませんか?
一体どういうときに、コザクラインコは鼻水を流すのでしょうか?
そこで今回は、コザクラインコと鼻水をテーマにして話していきたいと思います。
コザクラインコに風邪に似た症状が見られたら、疑いのある病気は?
愛鳥の体調不良で、下痢や鼻水、目やになどの症状とくれば、まず風邪を疑ってしまいます。
しかし、それは本当に風邪の症状なのでしょうか?
コザクラインコにまつわる鼻水の症状について、いくつか紹介していきます。
鼻水などの症状が出たら、風邪を引いたの?
鼻水が出ているから、すぐに風邪と判断するのは、ちょっとばかり早計です。
温度変化の激しい場合に、コザクラインコは鼻水が出てしまうことがあります。
寒い夜に私たちが、うどんなどの温かいものを口にした場合、自然と鼻水が垂れています。
これと同じように、コザクラインコも放鳥の際に温度差のあるところへ移動したことが原因で出ていると考えられます。
ただし、次のような症状も併せて見られた場合は、注意が必要です。
鼻水や結膜炎などの吸器症状に加え、下痢、未消化便などの症状が続く場合は、「鳥クラミジア症」の疑いがあります。
これは人獣共通感染症として知られており、人が感染した場合は「オウム病」と呼ばれています。
風邪に似た病気、「鳥クラミジア症」の原因と治療法とは?
クラミドフィラ・シッタシが原因で、増殖能力のないものとあるものの2つのタイプが存在しています。
感染した鳥の糞が乾燥し飛び散ったものを、呼吸器や眼から取り込んでしまうことによって生じます。
1番の感染経路は、巣内で親鳥が、雛鳥に餌を与えるときに起こると考えられています。
ある獣医さんによると、内服薬を摂取することによって治療を行うそうです。
クラミジアの特徴として、細胞の中に寄生するためしっかりと内部まで抗生物質を届ける必要があります。
投与される薬によっては、副作用や2次感染症、いつもの餌とは別に補うものが必要になってきます。
一般的に処方される薬、ドキシサイクリンは、およそ2ヶ月もの間、服用しなければしっかりと治療することはできません。
まとめ
コザクラインコが鼻水を垂らしていたら、いろんな可能性が考えられます。
気温の変化による場合は心配の必要はなく、その他の症状が現れている場合は感染症のおそれがあります。すぐに、小鳥を専門とする獣医さんの診察を受けるようにしてください。
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