コザクラインコがかかってしまう病気のひとつに、毛引き症があります。大切な愛鳥ですから、どのような病気であれ心配になりますし不安な気持ちを抱えてしまいますよね。

毛引きの症状が見られたら、まず病院へ行き診察を受けます。信頼できる獣医さんと共に原因を探ることから始めましょう。

毛引き症とは

毛引き症とは、自分の羽をクチバシで引き抜いてしまう病気のことです。一度毛引き症になると癖になってしまい、長期の治療になる可能性もあります。

肌が見えるまで羽をむしったり、重症になると肌を傷つけて出血してしまうこともあります。こういった姿を見ることは飼い主にとってはとても心が痛みます。まずは原因と対策を把握しておくことが大切です。

コザクラインコ 毛引き 対策 止めさせる 治療費

原因は様々。複合的に絡まり合って複雑な場合も

一口に毛引き症といっても、原因は様々です。

環境の変化や飼い主に構ってもらえない寂しさ、それとは逆に構いすぎている、新しくきた鳥との相性が悪い、嫉妬などのストレスによるものや、ダニやヘキサミタなどの寄生虫、ウィルス感染、栄養障害などの病気によるもの、ホルモンの変化や発情、羽の汚れや換羽がきっかけでなることもあり、その原因は多岐に渡ります。

また、複数の原因が重なることもあるでしょう。

毛引き症への対策

原因を探りそれを取り除きます。そのためにもまず病院で獣医の診察を受けましょう。病気によるものであればその治療を行います。

ストレスが原因であると考えられる場合は、まず飼育環境の衛生状態と栄養状態を見直します。ケージの置き場を変えたのであれば戻してみてもよいでしょう。おもちゃを日替わりで交換して寂しさを紛らわす方法もあります。飼い主とのスキンシップは、構いすぎたり、構わなかったりという差がないよう一定の距離を保つことも大切です。

エリザベスカラーといわれる、首の周りに装着する円形の器具で毛引きを物理的に予防する治療もあります。しかし、これを嫌がってストレスになっては逆効果ですので抵抗なくつけてくれるインコにのみ有効な治療法でしょう。

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治療費は高額になる可能性も

一度毛引き症になると、癖になってしまい治療が長引くといわれています。治療期間が長くなるほど、治療費も高額になる可能性が高いといえます。健康保険も適用されません。

自由診療のため病院によって治療費の差があり、一概にこれくらいという目安がないことも不安な要素です。動物病院へ事前に問い合わせておきましょう。

まとめ

毛引き症はその痛々しい姿から、飼い主もストレスや負い目を感じてしまうかもしれません。しかし、前述のように様々な原因で発症してしまいますし、ちょっとしたきっかけでどんな鳥でもなってしまう可能性のある病気です。

なかなか完治しない場合でも、こういう癖がある、こういう症状があるのだと受け止めることも選択肢のひとつだといえます。また、高額な治療費を鑑みてあらかじめ保険に加入することを検討してもよいでしょう。

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