姿が似ていてラブバード(非常に社会性が高く情愛深い鳥の略称)の名を持つコザクラインコとボタンインコはパートナーとして家族に迎える方は少なくありません。
そんなコザクラインコとボタンインコのハーフを知っていますか?野生界には存在しない人工雑種なんです。
今回は、そんなコザクラインコとボタンインコの子供についてまとめていきたいと思います。
コザクラインコとボタンインコのハーフとは?
自然界では見られない二種の共寝は、人工(人為)で行われます。このハーフの名前はヤエザクラボタンといいます。
ヤエザクラボタンは、親の特徴をよく受け継いでおり、体型は小桜に似て大きめで白いアイリング(ボタンインコの特徴である目の周りが白いこと)もあり、クチバシもコザクラインコとボタンインコを混ぜ合わせた色です。
鮮やかな全体の色が特徴となり、このヤエザクラボタンは、体以外にも様々なハイブリット面があるので下記に記載していきたいと思います。
そもそもどうしてハーフができるの?
ハーフが生まれるに当たり「目・科・属・種」のうち「目・科・属」の3つが必要となります。
犬も種が違うのに、ハーフが生まれたりしますよね?それは、目・科・属の3つがあっているからなんです。犬の他にもトラやライオン等様々なハーフたちがいます。なので同じ目・科・属であるコザクラインコとボタンインコのハーフは生まれてきます。
コザクラインコは目がオウム目、科はインコ科、属はボタンインコ属、種はコザクラインコです。
ボタンインコは、目がオウム目、科はインコ科、属はボタンインコ属、種はボタンインコです。
条件が、満たされているコザクラインコとボタンインコが共寝すると、ハーフであるヤエザクラボタンが生まれてきます。
ヤエザクラボタン
ヤエザクラボタンは、よく専門雑誌などでハイブリッドと呼ばれていますがその理由として種間雑種の為、子供を産むような構造になっているのか確認できていないからです。
産卵や繁殖行動は行ないますが、卵子と精子の段階で受精が成立しないのです。繁殖行動は両親の中間的な行動を取って行います。
ボタンインコは巣を作る際クチバシで運びますが、コザクラインコは腰に差して運びます。ですがヤエザクラはどちらでもない行動をして巣作りが上手では無いことが多いです。
体の特徴として、両親のカラフルな色を受け継いだ色で生まれることが多く、色の組み合わせによってはカラフルな個体が生まれます。
まとめ
今回は、コザクラインコとボタンインコのハーフ、ヤエザクラボタンについてまとめました。
親のいいところなどを受け継いで生まれてくる子たちが多いようですがその一方で違う種の出産ということもありリスクは伴うということもあります。
パートナーたちの子供が見たいという強い意志があってこそのパートナーなので、そこはじっくり考えて行動していかないと強く感じました。
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