市販のエサだけでは補うことのできない栄養素というものが存在します。
そこで副菜を与える際に、イヌやネコと同じように食べさせてはいけないものがあります。
人体には問題はなくても鳥類にとっては危険なものもありますので、野菜と果物をテーマにして調べていきます。
コザクラインコの食に関する注意点!それって本当に与えても大丈夫?
栄養素を補う目的で野菜を与えることが多いのではないでしょうか?中には、果物を与える人もいるかもしれません。
では、いったいどんなものが危険なのかいくつか具体例を挙げて説明していきます。
食べてはいけない野菜とは?
ネギ、ニラ、ニンニクなどの臭気の強い野菜を最初に挙げることができます。
ネギ類に含まれている、アリルプロピルジスルフィドやアリシンといった成分が赤血球を破壊し、貧血を引き起こします。
シュウ酸を含むホウレンソウを与えてしまうと、結石ができやすくなってしまいますので、灰汁の強い野菜はよくありません。
鳥類の消化器官は人間とは異なるため、水溶性の食物繊維を含むキャベツなどの野菜を食べてしまうと、消化不良に陥ってしまいます。それに加えて、ゴイトロゲンと呼ばれる成分が甲状腺腫を誘発する可能性があるからです。
女性の間で人気のアボカドも鳥類にとっては毒になります。含有成分のペルシンは殺菌作用がありますが、人体に影響はありませんが、多くの動物に中毒を引き起こしてしまします。
与えてはいけない果物とは?
果物には、果糖という糖分が含まれていますから、鳥類にとっては、太りすぎや軟便を招く原因となってしまいます。
果物を食べないと摂取できない栄養素はありませんから、あえて無理に与える必要はありません。ですから、果物を与える際は、何か特別なご褒美の位置づけとして考えておきましょう。
与えてはいけない果物
イチゴや桃、リンゴなどのバラ科の植物の葉や種は、コザクラインコの身体によくありません。シャリシャリとした食感が楽しめる梨ですが、この食感の元となっている石細胞を鳥類の腸では消化することができません。
タンパク質分解酵素を多く含むパイナップルも与えるのを控えましょう。ただし、完熟したものであれば与えてもいいそうですが、糖分の摂りすぎを考えてほんの少しだけにしてください。
まとめ
臭気の強い野菜、食物繊維を多く含む野菜、アボカドなどを与えないようにしてください。
果物については与える必要はありませんが、バラ科の果物の種子、梨、パイナップルに注意しましょう。
飼い主のエゴで副菜を与えるのではなく、栄養のバランスを考えて与えていくことが大切です。
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