コザクラインコも生き物ですので、餌を食べれば糞をしますし、臭いもあります。
放鳥時に部屋のカーテンや床を汚してしまうこともあるでしょう。しかし、糞の臭いや状態は言葉を交わせないコザクラインコの健康状態を知るための大切な判断材料です。
臭いが気になるとき、いつもと臭いが違うときはどういった原因と対策があるのでしょうか?
また、部屋を汚さないためにも糞のしつけは可能なのでしょうか?
発情期に糞は臭くなる
通常の時期であればそれほどきつい臭いがすることはありませんが、発情期になると糞は臭くなりますし、体臭もいつもより強くなります。
また、妊娠期から子育てまでの間は糞を体内に溜め込み、発酵して臭くなります。発情することは正常な現象ですが、過発情になると体に悪影響を及ぼすため抑制する必要があります。
脂肪分の高い餌は避け、室温を上げすぎず、構いすぎないなどの対策をします。
餌を替える
餌には大きく分けてシード類、ペレットがあります。ペレットはインコが必要とする栄養を考えて作られた完全栄養食です。主食用のペレットを食べさせれば副食は必要ありません。
一方、シード類はヒエやアワなどを混ぜ合わせたもので、インコにとっては嗜好性があり殻剥く楽しみもありますので好んで食べます。他の栄養を補うために副食として野菜、塩土などを食べさせますので、その中に臭いの原因となるものが含まれている可能性があります。
色んな餌を試してみるといいでしょう。ペレットに切り替えたい場合は、シード類に少しずつ混ぜて食べさせます。
ケージ内をこまめに掃除する
ケージ内は清潔に保ちましょう。糞の汚れが重なれば当然ですが臭いも気になります。
それでも臭いときは…
便秘が改善しない、過度な臭いが続いているときなどは体調不良を疑います。何の原因もなく過度に臭くなることは考えにくいため、疑いがある場合は病院へ連れていきましょう。
糞のしつけはできる?
残念ですが糞のしつけはできません。放鳥中でもあちこちに糞や尿をしますので、家具にカバーをかける、カーテンを定期的に洗濯するなどの対策をしましょう。
また、放鳥時のための遊び場を用意するとそこにいることが長くなりますので、掃除が楽になります。小鳥専用の消臭剤や除菌剤もありますので、それらを使用して拭き掃除をすることも効果的です。
まとめ
生き物のお世話をするときはどうしても臭いが気になることがありますよね。同じ空間で生活をしているのでお互い快適に過ごしたいものです。
糞の臭いがいつもと違う、いつもより臭いが気になる場合はコザクラインコの様子を観察し、健康状態に異変がないかチェックしてあげましょう。
今のあなたにおすすめの記事