だんだんと飼っている、コザクラインコの腹部が膨らんできたら、ほとんどの飼い主さんは驚かれると思います。
いったいどんな場合に腹部が膨張してしまうことがあるのでしょうか?
そこで今回は、腹部が膨らむ病気について調べていきます。
コザクラインコの腹部が膨らんだら、どこを確認すればいいの?
コザクラインコの腹部が膨らんでしまった場合、その他にどんな症状が現れるのでしょうか?
ここでは、代表的な病気を2つ取り上げて、少しずつ紹介していきたいと思います。
1 卵塞症ってどんな病気なの?
卵塞症とは、卵詰まりのことで、本来なら産卵されるべき卵が、卵管口が閉じているために産卵が困難になってしまう病気です。
気候の変化などによるストレス、カルシウム不足、卵の産みすぎによるもの、骨格異常、などいろんな原因が考えられます。
多くの場合、食欲がなくなり、羽が膨らんだり、腹部が軽く膨らんだり、排便が困難になったり、排泄物に血液が付くこともあります。
低カルシウム血症を同時に発症している場合は、歩く際に異常が見られたり、元気がなかったり、などの症状が見られます。
このような症状が確認されたら、できるだけ早めに専門の獣医さんに診断してもらうようにしてください。
2 腹壁ヘルニアが疑われる場合は?
腹筋が切れてしまい、臓器が皮下へ落ちているため、腹部が付き出たような、垂れ下がったような外見になります。他の病気であれば、腹部全体が膨らんだような状態となりますが、この点が腹壁ヘルニアとの大きな違いです。
また、ほとんどの症例で腹部の周辺の皮膚のキサントーマ化が見られます。キサントーマ化とは、皮膚にコレステロールが沈着し、黄色くなった状態を示します。
食べ過ぎによる皮下脂肪の沈着は薄い皮膚で脂肪が透けて見えますが、キサントーマは、皮膚が厚くなっています。
外科的な治療が必要となりますので、すぐに小鳥を専門とする獣医さんに診てもらいましょう。
まとめ
下腹部の膨らみ以外にもいろんな症状が現れますから、それによって検討をつけることはできます。
日頃からコザクラインコと関わる時間を少しでも持つようにし、飼い主さんが気を付けていきましょう。
病気にかかってしまったら、飼い主さんにできることは、迅速に病院へ連れて行ってあげることです。
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