コザクラインコは表現力豊かで、顔の表情や体を使った動き、鳴き声などで気持ちを表現してくれます。
最初は何を訴えているのかわからず不安になることもありますが、行動や仕草には意味があります。まずはそれを理解しようとする姿勢が大切です。
行動や仕草の意味について
どんな気持ちでどんな動きをするのか、コザクラインコの気持ちを探ってみましょう。
嬉しい、ご機嫌
頭や体を上下に振ったり、元気にさえずったり、翼を浮かせたり、止まり木を行ったり来たりしているときは、嬉しくてご機嫌なときの仕草です。飼い主が近づくとケージに飛びつくこともあります。
リラックス
羽繕いをしたり、ブチブチとクチバシを鳴らしたり、ごにょごにょと小さく呟いていたりしているときは、リラックスしています。眠る前にも羽繕いをしたり、クチバシを擦り合わせて手入れをしたりすることがあります。また、眠いときや寝起きにあくびをすることもあります。
びっくりする、緊張状態
慌てて飛び立ったり、目を見開いたり、羽を体にぴったりつけて細くなったりしているときは、驚いたとき、緊張状態なときです。この状態が過度に続くとストレスに繋がる恐れがあるので、周りの様子に注意しましょう。
集中
首をかしげていたり、瞳孔が収縮していたりするときは、何かを考えたり興味を持ったり集中したりしています。
興奮
羽毛が逆立っていたり、叫ぶようにして鳴いたりするときは、興奮状態なときです。
暑い
翼を浮かせてじっとしていたり、クチバシを半開きにしていたり、呼吸を荒くしていたりするときは、暑いときです。熱を逃がして体温を下げていますので、室温を調整してあげましょう。
寒い
羽を膨らませていたり、片足を上げていたり、背中に顔をうずめていたりするときは、寒いときです。室温を調整しているにも関わらずこの行動がみられる場合は体調不良を疑います。
甘えたい
近づいてきてお辞儀をするように小首をかしげたり、甘噛みをしたり、体をこすりつけてくるときは、甘えたいときです。撫ででスキンシップをとると、仲良くなれるでしょう。
発情期
オスであれば、決まった場所に吐き戻す、お尻をこすりつける、羽を広げて歩き回る、メスであれば、姿勢を低くして羽を広げる、などの行動がみられると発情期です。過発情は体の不調に繋がりますので、このような行動が見られたら対策を講じます。
まとめ
普段何気なくしているように見えるコザクラインコの仕草にも、色んな意味が含まれています。こんな気持ちなんだと理解できるともっと仲良くなれる気がしますよね。
日頃から観察することで、いつもと違うとき、調子が悪いときなどは早期発見にも繋がります。コザクラインコの一番の理解者でいられるよう心掛けましょう。
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