コザクラインコのくちばしはインコ類の中でも大きく、噛む力も強い種類です。また、くちばしは爪のように伸びるものです。個体差はありますが1年に数ミリ長くなります。定期的なチェックと必要に応じたお手入れをしましょう。
伸びすぎてしまったり、ひび割れてしまったり、その他異常が見られるときの症状についてもまとめました。
また、くちばしの色についても紹介します。
くちばしは人間でいう「手」のような役割
鳥類にとってくちばしは、食事をするときはもちろん羽繕いをしたり、物をつまんだり、雛に餌を与えたり、人間にとっての手のような役割を担っています。
くちばしのチェックは定期的に
くちばしの状態は健康状態を知る上で大切な判断材料となります。欠けたり割れたりしていないか、伸びすぎていないか、色に変化がないか、変形していないかチェックしましょう。
インコは体調が悪くてもそれを隠す習性があるため、日々の健康チェックでいち早く不調に気付けるようにします。
くちばしのお手入れ
くちばしはインコ自身が手入れをしています。擦り合わせたり、カトルボーンや専用のおやつを与えていればそれで整えたりしています。
それでも伸びすぎて餌が食べにくそうな場合はカットをする必要がありますが、くちばしには血管が通っており、切りすぎてしまうと出血する危険性があります。
自信がなければ迷わずショップや獣医さんに頼りましょう。くちばしから出血した場合、自宅での処置が難しくなりますので要注意です。
くちばしの異常が見られるときは
柔らかくなっていたり、脆くなっていたりするときは病気を疑います。
上のくちばしが長くなっている、変形している、一部黒くなっている、白っぽいものが盛り上がっている、くちばしの異常に伴い下痢や羽根が抜け落ちる症状が見られる場合も何かの病気にかかっている可能性があります。
早急に病院で処置をしてもらいましょう。深く欠けたり剥がれたりしている場合も同様です。
ピンク色のくちばし
コザクラインコには多種多様な色変わりの品種がいることも人気の理由のひとつです。
野生のコザクラインコはノーマルといわれる種類のみで、人工的に様々な色変わりが生み出されているのです。一般的には、雛のときは全体的に黒っぽい色をしていますが、成長に伴って黄色くなっていきます。
中には、淡いピンクと黄色のグラデーションが鮮やかな品種、全体的にピンク色の品種もいます。ピンク色だからといって病気ではありませんので、心配しないでくださいね。
まとめ
コザクラインコのチャームポイントでもあるくちばし。異常が見られる前に予防することも大切です。日々の栄養管理、ケージ内の清掃、室温調整など基本的なことを徹底しましょう。
生き物ですので、それでも不調をきたすこともあります。そんなときは早めに病院を受診することをおすすめします。
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