コザクラインコの原産地はアフリカ大陸南西部の半乾燥地帯です。降水量が少なく、気温は7度~28度。インコの中では寒さに強く、湿気に弱い種類です。
雛や老鳥、若鳥、体調を崩しているときや、寒い冬の時期は保温が必要となります。体温の高いインコたちにとって、冬は体調を崩しやすい時期といえます。
どんなときに保温し、どんな種類の器具を使用するのかをまとめました。
保温が必要なとき
コザクラインコが羽を膨らませているときや、体を丸めてじっとしているときは寒がっていますので保温が必要です。健康な成鳥であればあまり過保護な保温は必要ありません。逆に過剰な発情を促してしまう可能性があります。
雛や老鳥、病鳥の場合は30度を目安にケージ内を温めてあげましょう。初めて越冬する若鳥の場合も温度管理が必要です。
どんなヒーターがあるの?
ペットヒーターは、ひよこ電球にカバーがついたものです。裸電球はケージ内に入れられませんが、カバー付きであれば入れられるので保温効果が高まります。
光を出さずに遠赤外線で温めるセラミックヒーターもあり、一定温度を保つことができます。パネルヒーターはケージの底や横に設置して使用します。
おすすめの使用法
インコたちは、口から暖かい空気を取り入れて体を温めています。ですので、ケージ内全体の空気を暖めることがポイントです。
パネルヒーターは低温なのでコザクラインコの火傷を防ぐことができますし、雛用にも有効ですが、空気を暖めるという点ではあまり役に立ちません。
ペットヒーターは空気を暖めることができる上、光を抑え熱を放出するように作られているため、夜間の使用にも最適です。必ず温度計を設置して温度の管理をしましょう。
まとめ
コザクラインコは寒さに強いため、過剰に保温する必要はありません。日々のコザクラインコの様子を観察し、寒そうな仕草をしていないか確認しましょう。
飼い始めてから、寒くなり始めてから慌てることのないよう、保温器具は事前に準備しておくと安心です。
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